【E2404009】【水19:30】 「移民の国」?アメリカの歴史
【一般受付】⑤2/16(金)13:00 ~ 3/7(木)23:59

受付終了

講座概要

講座番号 E2404009
開催日(回数) 2024年05月08日~2024年05月29日 (全4回)
曜日 水 曜日
休講日
時間 19:30~21:00
会場 オンライン講座
定員 40 名
受講料 4,600 円

※キャンセルについて
原則として一度納入された受講料は、払い戻しができません
(仕事の都合で時間がとれなくなった場合や誤って別の講座に申し込んだ場合は、返金対象とはなりません)
※オープンアカデミー講座では、不正防止のため【ビデオオン】で受講されている方のお顔が見えている状態で参加することを受講の条件としています。

講座内容

【世界の歴史と社会を知ろう!】

「アメリカ合衆国は移民の国」というフレーズを一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。アメリカ先住民の人々が暮らす土地に入植者が到着し、土地や資源の収奪を行いながら領土を拡大し、現代のアメリカ合衆国になってゆく過程で、様々な人々が様々なかたちで北米にやってきました。奴隷として強制的に連れてこられた人々を含む、様々なかたちの移住者とアメリカ先住民の子孫たちが暮らしてきたアメリカの歴史は、確かに移民や自発的・非自発的移住を抜きにして語ることはできません。


その一方で、近年はラテンアメリカ諸国からアメリカへの「移民問題」が取りざたされていることをご存知の方も多いでしょう。もともと移民が多く存在していたアメリカの歴史の過程で、いつから移民が大きな「問題」になり、また移民の何が「問題」とされてきたのでしょうか。この講座では、20世紀の初頭から現在までのアメリカ史を概観しながら、「移民問題」の変遷にせまります。また、日本語の書籍や報道では触れられることの少ない、いま現在の移民収容に関する課題についても紹介します。


第1回では、おおよそ19世紀末から20世紀の初めごろにかけてアメリカに多数やってきた人々の流れに触れながら、移民政策がどのように変化したかを紹介します。日本では「排日移民法」として知られている法律を含む、この時期の移民政策の要点をおさえながら、なぜ・どのように移民が「問題」とみなされたのかを考えます。
第2回では、20世紀の中頃から終わりにかけて世界各地の人々がアメリカへ移住する様態が徐々に変化していく過程を確認しながら、移民政策と「移民問題」の変容について考えます。
第3回では、20-21世紀に西半球の各地から移動した人々が特に「問題」であるとみなされてきた歴史社会的な経緯について整理します。
第4回では、現在の移民収容に関する課題をとりあげ、合法な書類を持たずに越境した人々が直面する状況について紹介します。

◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆


重点を置く学習内容

アメリカの歴史、移民史、現在の「移民問題」

受講対象者

アメリカ合衆国の歴史や移民政策などに関心がある方。初学者の方の受講を歓迎します。わからないことや不思議に思うことがあれば、授業内でぜひ質問してください。

テキスト

講師作成の教材・レジュメ等を電子配布

参考図書:貴堂嘉之著『移民国家アメリカの歴史』岩波書店 (ISBN:9784004317449)

備考

【一般受付】

本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付】⑤2024年2月16日(金)13:00~2024年3月7日(木)23:59

講座スケジュール

日程 内容 講師
1 05月08日(水)
19:30~21:00
⑴イントロダクション・「移民問題」の芽生え   髙橋 茜
2 05月15日(水)
19:30~21:00
⑵「移民問題」と移民の変容   髙橋 茜
3 05月22日(水)
19:30~21:00
⑶ラテンアメリカからの移民と「移民問題」   髙橋 茜
4 05月29日(水)
19:30~21:00
⑷現在の「移民問題」への対応策としての収容   髙橋 茜

講師紹介

髙橋 茜 (たかはし あかね)
TUFSオープンアカデミー講師
南カリフォルニア大学大学院博士課程。専門はアメリカ労働史・移民史で、メキシコ系移民とアジア系移民に着目したマルチエスニックな労働組合に関する研究を行っています。これまでは、国際機関やNGOなどで西半球を移動する人びとの課題に向き合う活動のかたわら、大学で複合的な歴史を学び研究してきました。この講座を通して、受講生の皆さんと一緒に考えを深める機会になることを楽しみにしています。


受付終了

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