【E2310010】【月19:30】 日本語の会話教育の方法と会話データ分析の活用法
【一般受付】⑥8/4(金)15:00 ~ 8/31(木)23:59

受付終了

講座概要

講座番号 E2310010
開催日(回数) 2023年10月02日~2023年12月25日 (全12回)
曜日 月 曜日
休講日 10月09日
時間 19:30~21:00
会場 オンライン講座
定員 50 名
受講料 11,800 円

※キャンセルについて
原則として一度納入された受講料は、払い戻しができません
(仕事の都合で時間がとれなくなった場合や誤って別の講座に申し込んだ場合は、返金対象とはなりません)
※オープンアカデミー講座では、不正防止のため【ビデオオン】で受講されている方のお顔が見えている状態で参加することを受講の条件としています。

講座内容

【多文化共生社会を生きる】

日本語学習者が会話能力を身に付けて、会話に参加しながらより良い人間関係を構築していけるようになるために、会話教育で何をどのように扱っていけばよいのかについて考えます。講義では、まず、会話と会話能力とは何かについて考え、外国語教授法と会話の評価について確認します。その後、モデル会話、ロールプレイなどの会話教育で行う基本的な活動について検討し、会話交流、発音学習、話し合いなどの様々な会話活動について学びます。さらに、外国人介護人材への会話教育、ICTを利用した会話教育などについても学びます。この他に、会話データ分析を行う研究にはどのようなものがあり、それらの研究成果がどのように我々の生活に役立てられてきたかについて、主に会話教育との関連から確認します。

<お申込み前にこちらをご確認ください>
◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆


重点を置く学習内容

会話教育の方法と活動例の検討、会話データ分析と会話教育の関係を考えること

受講対象者

会話・コミュニケーション研究、会話教育、日本語教育などに興味のある方

テキスト

中井陽子(編著)大場美和子・寅丸真澄・増田将伸・宮﨑七湖・尹智鉉(著)(2017)『文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡-研究から実践まで-』ナカニシヤ出版
ISBN: 978-4779511578 定価:3080円
その他、講師作成の教材・レジュメ等を電子配布

備考

【一般受付】

本講座の一般受付期間は次のとおりです。

【一般受付期間】⑥2023年8月4日(金)15:00~2023年8月31日(木)23:59

講座スケジュール

日程 内容 講師
1 10月02日(月)
19:30~21:00
  会話と会話能力、会話データ分析を活かした「研究と実践の連携」の必要性 中井 陽子
2 10月16日(月)
19:30~21:00
  会話教育と外国語教授法の変遷 鎌田 修
3 10月23日(月)
19:30~21:00
  プロフィシェンシーと会話教材:会話モデルの扱い 鎌田 修
4 10月30日(月)
19:30~21:00
  プロフィシェンシーと会話教材:生きた教材の作り方 鎌田 修
5 11月06日(月)
19:30~21:00
  OPI とロールプレイ:評価のためのロールプレイ 鎌田 修
6 11月13日(月)
19:30~21:00
  OPIから考えるロールプレイの作成 鎌田 修
7 11月20日(月)
19:30~21:00
  会話による交流、会話データ分析を行う教育者・研究者の語り① 中井 陽子
8 11月27日(月)
19:30~21:00
  発音の自律学習と教師の指導 伊達 宏子
9 12月04日(月)
19:30~21:00
  話し合いの教室活動、会話データ分析を行う教育者・研究者の語り② 寅丸 真澄
10 12月11日(月)
19:30~21:00
  外国人介護人材への会話教育、会話データ分析を行う教育者・研究者の語り③ 大場 美和子
11 12月18日(月)
19:30~21:00
  会話教育のための教育工学・評価、
ICTを利用した会話教育、韓国における会話データ分析の変遷、
会話データ分析を行う教育者・研究者の語り④
尹 智鉉
12 12月25日(月)
19:30~21:00
  会話教育のための授業デザインと実践、まとめ、振り返り 中井 陽子

講師紹介

中井 陽子 (なかい ようこ)
本学大学院国際日本学研究院教授
経歴:
米国のミネソタ大学大学院で会話データ分析、および日本語教育の方法を学び、帰国後は国内外の様々な大学で日本語教育と日本語教員養成を行ってきています。早稲田大学大学院で博士号取得。
専門:
日本語教育学、会話データ分析、インターアクション研究、会話教育、キャリア形成支援のための調査と教材開発
主な著書:
尾﨑明人・椿由紀子・中井陽子(著)(2010) 『日本語教育叢書「つくる」会話教材を作る』スリーエーネットワーク
中井陽子 (2012)『インターアクション能力を育てる日本語の会話教育』ひつじ書房
中井陽子(編著)大場美和子・寅丸真澄・増田将伸・宮﨑七湖・尹智鉉(著)(2017)『文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡―研究から実践まで―』ナカニシヤ出版
菅長理恵・中井陽子・渋谷博子・伊集院郁子(2022)『エピソードとタスクから描く私のキャリアプラン』凡人社
中井陽子・大場美和子・寅丸真澄(2022)『会話データ分析の実際―身近な会話を分析してみる―』ナカニシヤ出版
中井陽子・鎌田修・大場美和子・寅丸真澄・尹智鉉・伊達宏子・相場いぶき (2024)『日本語の会話授業のデザインと実践―基礎から発展へ―』スリーエーネットワーク

鎌田 修 (かまだ おさむ)
南山大学人文学部特任研究員
経歴:
高校英語教諭を経て1977年渡米、ピッツバーグ大学他、数々の大学にて日本語教育に従事、92年帰国後京都外国語大学、南山大学にて教授。2017年定年退職後、特任研究員。マサチューセッツ大学で博士号取得。
専門:
外国語教育学、日本語学、談話分析、会話能力測定
主な著書:
鎌田修(2000)『日本語の引用』ひつじ書房
鎌田修・川口義一・鈴木睦(1996)『日本語教授法ワークショップ(ビデオ付き)』凡人社
鎌田修他(1998)『生きた素材による中級から上級への日本語』ジャパンタイムズ(2012に『改訂版』発行)
鎌田修・嶋田和子・三浦謙一(2020)『OPIによる会話能力の評価』凡人社
鎌田修監修(2022)『日本語プロフィシェンシー研究の広がり』ひつじ書房

伊達 宏子 (だて ひろこ)
本学大学院国際日本学研究院准教授
経歴:
北海道大学で日本語教育を学び始め、東京大学の音声工学の研究室で日本語学習者の韻律分析を行い、オンライン日本語アクセント辞書(OJAD)の開発、音声教育研究、日本語教員養成などに従事してきました。中国語、最近はビルマ語に関心を持っています。東京大学大学院で博士号取得。
専門:
日本語教育学、音声の韻律分析、その他教育実践研究
主な論文:
伊達宏子・中村則子・峯松信明(2019), OJADを用いた音読練習による日本語韻律自然性の向上に関する実験的検証, 音声研究, 23巻, pp.6-21.
平野宏子(2014),「総合日本語」の授業で行うゼロ初級からの音声教育の実践―アクセント,イントネーションの自然性を重視した視覚化補助教材の使用―, 国立国語研究所論集, 7号, pp.45-71.

寅丸 真澄 (とらまる ますみ)
早稲田大学日本語教育研究センター教授
経歴:
文章・談話研究室で談話分析を学び、国内国立・私立大学において留学生に対する日本語教育と日本語教員養成、複言語・複文化社会を考える授業等を行ってきています。早稲田大学大学院で博士号取得。
専門:
日本語教育学、会話データ分析、キャリア形成支援、自律学習支援
主な著書:
寅丸真澄(2017)『学習者の自己形成と自己実現を支援する日本語教育』ココ出版
中井陽子(編著)大場美和子・寅丸真澄・増田将伸・宮﨑七湖・尹智鉉(著)(2017)『文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡―研究から実践まで―』ナカニシヤ出版
中井陽子・鎌田修・大場美和子・寅丸真澄・尹智鉉・伊達宏子・相場いぶき (2024)『日本語の会話授業のデザインと実践―基礎から発展へ―』スリーエーネットワーク
中井陽子・大場美和子・寅丸真澄(2022)『会話データ分析の実際―身近な会話を分析してみる―』ナカニシヤ出版

大場 美和子 (おおば みわこ)
昭和女子大学日本語日本文学科准教授
経歴:
筑波大学、筑波大学大学院で日本語教育や会話データ分析について学び、留学生センターでの日本語教育や学部・大学院での日本語教員養成を行ってきています。千葉大学大学院で博士号を取得。
専門:
日本語教育学、会話データ分析(多人数会話、外国人介護人材の職場での会話、など)
主な著書:
大場美和子(2012) 『接触場面における三者会話の研究』ひつじ書房
中井陽子(編著)大場美和子・寅丸真澄・増田将伸・宮﨑七湖・尹智鉉(著)(2017)『文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡―研究から実践まで―』ナカニシヤ出版
中井陽子・鎌田修・大場美和子・寅丸真澄・尹智鉉・伊達宏子・相場いぶき (2024)『日本語の会話授業のデザインと実践―基礎から発展へ―』スリーエーネットワーク
中井陽子・大場美和子・寅丸真澄(2022)『会話データ分析の実際―身近な会話を分析してみる―』ナカニシヤ出版

尹 智鉉 (ゆん じひょん)
中央大学文学部教授
経歴:
韓国の梨花女子大学校を卒業後、早稲田大学大学院の日本語教育研究科に留学。主に、ICTを活用した学習環境づくりやCMC(Computer Mediated Communication)の教育的活用について研究と実践を重ねてきました。博士(日本語教育学)
専門:
日本語教育学、応用言語学、遠隔教育・イーラーニング、アカデミック・ジャパニーズ
主な著書:
尹智鉉(2009)『遠隔の日本語教育とeラーニング:テレビ会議システムを介した遠隔チュートリアルの可能性』早稲田大学出版部


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