【E2111001】 【木19:30】イスラームがつなぐ世界 

受付終了

講座概要

講座番号 E2111001
開催日(回数) 2021年12月02日~2022年01月13日 (全6回)
曜日 木 曜日
休講日 12月30日
時間 19:30~21:00
会場 オンライン講座
定員 50 名
受講料 6,400 円

※キャンセルについて
原則として一度納入された受講料は、払い戻しができません
(仕事の都合で時間がとれなくなった場合や誤って別の講座に申し込んだ場合は、返金対象とはなりません)
※オープンアカデミー講座では、不正防止のため【ビデオオン】で受講されている方のお顔が見えている状態で参加することを受講の条件としています。

講座内容

「イスラーム」という言葉を目にして、最初に何を連想するでしょうか。
さまざまなコミュニケーション手段を通じて世界がどんどん密につながり合ってきました。しかしこの数十年間、日本の人々の一般的な受け止め方は、驚くほど変わっていません。「テロ」「こわい」「厳しい戒律」「石油」「豚肉」・・・こうした言葉がしばしば返ってきます。
イスラームという宗教が始まってちょうど1400年が経とうとしています。現在、キリスト教が世界最大の宗教人口ですが、現在の趨勢が続くと、50年後はイスラームが最大になると予測されています。日本にもいろいろな国のムスリムの人々が住むようになり、今後も増えていくでしょう。「ハラール・フード」も知られるようになりました。それでも、イメージが固定していることに加えて、今後の日本社会のなかにイスラームをどのように位置づけたらよいのか、戸惑いがあるように見えます。これは将来の地球社会に向けて日本がどのような針路をとってゆくのか、定まっていないことも意味します。
本講座は、イスラームをどのようにとらえたらよいか、身近なテーマから国際的な問題まで、幅広く話題にします。その際にイスラームの、異なる人々を「つなぐ力」に注目します。もちろん、そこに壁が立ちはだかることもありますが、のりこえて関係をつくることの意味を考えます。それはとりもなおさず、私たちが今後の世界をどのようにとらえ、向き合うのか、考えることでもあります。
東京外大のアジア・アフリカ言語文化研究所が中心となって開始した、大型プロジェクト「イスラーム信頼学」のメンバーが、リレー講義で、毎回さまざまな角度からお話しする予定です。文部科学省科学研究費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」(略称・イスラーム信頼学)のウエブサイトは次でご覧になれます。https://connectivity.aa-ken.jp/


レバノンの田舎町に隣り合って建つギリシア正教会とモスク(撮影者・黒木・2014年)


お申込み前にこちらをご確認ください
◆受講案内(受講規約)◆
◆よくある質問◆


重点を置く学習内容

歴史、文化、経済、政治、社会

受講対象者

イスラームのみならず、地球社会の今後について関心のある方。

テキスト

特になし

備考

本講座の一般受付期間は次のとおりです。


【一般受付期間】⑦2021年10月22日(金)10:00~2021年11月10日(水)23:59

講座スケジュール

日程 内容 講師
1 12月02日(木)
19:30~21:00
  イスラームがつなぐ世界―越境する信頼のかたち 黒木 英充
2 12月09日(木)
19:30~21:00
  イスラームがつなぐ装いーヴェールの流行とその行方 後藤 絵美
3 12月16日(木)
19:30~21:00
  イスラームがつなぐ思想ー死生観と生命倫理 飯塚 正人
4 12月23日(木)
19:30~21:00
  イスラームがつなぐ経済ー新しいお金のしくみが世界を変える? 長岡 慎介
5 01月06日(木)
19:30~21:00
  イスラームがつなぐ平和構築ーフィリピン南部での対話の可能性 石井 正子
6 01月13日(木)
19:30~21:00
  イスラームがつなぐ地域ー「グローバルご近所」の可能性 子島 進

講師紹介

黒木 英充 (くろき ひでみつ)
本学アジア・アフリカ言語文化研究所/教授
専門はオスマン帝国時代のシリア・レバノンの歴史。都市研究を中心に移民や食文化についても手を広げています。 ダマスクスやイスタンブル、パリなどで長期滞在調査しましたが、最近15年ほどはベイルートに通い詰めています。(昨年からはコロナ禍で行けぬままですが。) 逆境にありながらもそれを梃子に力強く世界を広げる人たちに魅せられます。編著に『シリア・レバノンを知るための64章』(2013)、Human Mobility and Multiethnic Coexistence in Middle Eastern Urban Societies 1, 2 (2015, 2018)など。「イスラーム信頼学」領域代表。

後藤 絵美 (ごとう えみ)
本学アジア・アフリカ言語文化研究所/助教
専門は近現代のイスラーム文化・思想。主に装いやジェンダーにまつわる教義理解を通して、イスラームとは何かを考えています。イランとエジプトのヴェールをめぐる近現代史を比較した近著として「「イスラームのルール」はどうつくられるのか――ムスリム女性の装いをめぐる事例から」高尾賢一郎・後藤絵美・小柳敦史(共編)『宗教と風紀――〈聖なる規範〉から読み解く現代』(岩波書店、2021年)があります。

飯塚 正人 (いいづか まさと)
本学アジア・アフリカ言語文化研究所/教授
専門はイスラーム学。特に近現代アラブのイスラーム政治思想と政治運動の研究にいそしんできましたが、同時に現代医学とイスラームがどう折り合いをつけて行くのかといった問題にも関心をもって研究を進めています。著書に『現代イスラーム思想の源流』(山川出版社世界史リブレット69)、共編著に『イスラーム世界がよくわかるQ&A100 人々の暮らし・経済・社会』(亜紀書房)、共著書に『「対テロ戦争」とイスラーム世界』(岩波新書)など。

長岡 慎介 (ながおか しんすけ)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科/教授
「イスラーム経済」と呼ばれるイスラーム世界で独自に見られる経済のしくみに関心を持っています。私たちが生きている資本主義は今、様々な課題(経済格差、貧困、金融危機など)に直面しています。イスラーム経済にはそうした課題を解決するためのヒントや知恵が多く隠されており、それを人類共通の遺産として未来に活用するあり方を追究しています。主な著書は『現代イスラーム金融論』(名古屋大学出版会、2011年)、『お金って何だろう?あなたと考えたいこれからの経済』(平凡社、2017年)、『資本主義の未来と現代イスラーム経済(上・下)』(詩想舎、2020年)。

石井 正子 (いしい まさこ)
立教大学異文化コミュニケーション学部/教授
専門はフィリピン南部のムスリム社会研究。1994年からフィリピン南部のミンダナオ島に通っています。2012年からはモロイスラム解放戦線(MILF)の幹部にもインタビューをしてきました。最近では、日本に輸出されるバナナの生産現場の調査も行っています。インタビュー記事「ドゥテルテ政権下での和平実現の見通し:ムラドMILF議長とのインタビュー」(2016年)、編著書に『甘いバナナの苦い現実』(2020年)など。

子島 進 (ねじま すすむ)
東洋大学国際学部/教授
NGOやボランティアを文化・社会現象として調査研究しています。外から研究するだけではなく、学生たちと一緒に、ボランティア活動に参加することも楽しんでいます。ここ数年は(コロナ前ですが)、ムスリムの子どもたちを大学に招いて一緒に運動会をしたり、イフタールパーティーを開催したりしています。福島県いわき市での農業ボランティアにも参加しています。主な著作に『ムスリムNGO-信仰と社会奉仕活動』山川出版社(2014年)、編著に『モスクによる地域交流ワークショップ』東洋大学アジア文化研究所(2020年)など。


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